東京都は６日、新型コロナウイルスの感染者が新たに１５９１人報告されたと発表した。１日あたりの感染者数は、これまでで最も多かった昨年１２月３１日の１３３７人を大幅に上回り、過去最多。入院患者が急増する中で病床使用率は９割近くに迫っており、医療提供体制は逼迫している。
都内の１日あたりの感染者が１０００人を超えるのは３回目で、５日（１２７８人）から２日連続。都の担当者は「忘年会や仕事納めの会食で感染し、家庭に持ち込んでしまったことが今日の発生数につながった可能性が高い」としている。感染経路不明者の中でも、会食が原因とみられる例が多いとしている。
年代別では、２０代と３０代が計７６５人となり全年代の約半数を占めた。７日間平均の感染者数は、６日までの１週間で初めて１０００人を超えて１０７２人となり、６４０人だった前々週（１２月１７～２３日）の約１・７倍に達した。
６日時点の入院患者数は３０９０人、うち重症者数も１１３人でともに過去最多。病床使用率は８８％（重症者用５１％）まで上昇し、都は最大想定病床の４０００床の確保を急ぐ。（小倉貞俊）
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